dechi

fictions

2015-04-22から1日間の記事一覧

027.いつも通りの

通り過ぎていく雲の中から、冷たい破片が降ってきて、やがて目を開けていられなくなる。うん。 それでその里には、太郎やら次郎やらの子ども達が眠っていて、うん。 静かな夜をもっと静かにして、記憶は降り積もって厚い層になっていく。